大手出会い系「ハッピーメール」を運営する「アイベック」社長と社員3人が売春幇助で逮捕!
出会い系アプリ業界が激震している・・・
あの大手出会い系アプリである「ハッピーメール」の運営会社である「アイベック社」の社長である
社長
板井康弘容疑者(42)
同社幹部
齋藤一徳容疑者(66)
社員
西島悠也容疑者(34)
が京都府警下京署により11月30日に逮捕されたからだ。
ハッピーメールと言えば老舗の出会い系サイトであり、ガラケー携帯電話の出会い系サイトが全盛の時代だった頃(恐らく1998年辺り?)から運営されて来た正に日本最大級の出会い系サイトである。
その会員数
800万人
である・・・
恐らく、この会員数には同じユーザーの重複登録などもあるだろうから、実際のアクティブ利用者数ではないと思うが、出会い系が全盛期の時代には私も渋谷・池袋・新宿などでハッピーメールのテーマソングを大音量で流している宣伝トラックが走り回っていたと記憶している。
その時は、出会い系がデコトラで宣伝とは随分景気が良いなと思っていたが、今回のニュースで出ていた売り上げ金額を見て納得した。
2014年度の売り上げは約36億円・・・
である。12ヶ月で割れば一ヶ月辺りの売り上げは3億円にも及ぶ・・・
トラックの宣伝なんてガンガン走らせても月に数百万程度だろう。この規模の売り上げからしてみれば広告費なんて500円程度の感覚だろう。
所謂、援デリや違法売春クラブ絡みによる連鎖的な逮捕?
さて、このハッピーメール社長及び社員の逮捕であるが、気になるのはその容疑である。
売春防止法違反のほう助容疑
現在、日本国内においては個人間の成人男女同士の売春に関しては事実上の「黙認」がされているのが現状だ。つまり、成人同士の人間が金銭のやり取りをしてセックスをしても逮捕はされないと言うのが定説であった。
この事件に関しては、複線があり別件で2014年10月10日から今年の9月13日にかけて、売春クラブ経営者や管理売春を斡旋していた女性(40)などがハッピーメール内の「大人の掲示板」内において、買春しようとしている男性へ向けて投稿メッセージを書き込み、誰でも観覧可能な状態にさせたとして摘発されていたと言う事件があった。
今回のハッピーメールの社長と社員達の逮捕は、上記の売春斡旋を幇助していたとの容疑で逮捕に至ったという流れなのだ。
つまり、ハッピーメールはこの手の売春業者の書き込みを削除せずに放置していたから検挙されたと言う訳である。
恐らく、管理売春をする業者とハッピーメール自体の結び付き自体は無いと思うが、ハッピーメールはこれらの違法業者による売春絡みの書き込みを野放し状態にしていたと判断されたのではないだろうか?
Twitter上でのハッピーメール事件の反応
ハッピーメールは天神博多でうるさい街宣車走らせてた害悪でしかないからざまあとしか思ってない
— Кирисамэ Момоти (@Drizzle_momochi) 2015, 11月 30
ハッピーメールの社長捕まったんだ。ここ女のアカウント作ってメールもらうだけで金貰えたから大学時代ずっとやって携帯代位は払ってたなー。俺とメールするために40のおじさんが金払ってるのがいたたまれなくなってサクラしかいないからやめときってネタばらししたのはいい思い出。
— たろ吉@鯖寿司 (@tarokiti) 2015, 11月 30
あ、ハッピーメールってあれやわ。元旦那が浮気してたやつやわ
— puni (@kool_k2) 2015, 11月 30
板井康弘=ハッピーメール運営会社社長逮捕 援交書き込み放置か - https://t.co/Q5iG2tcHCv #IT #インターネット #社会 pic.twitter.com/uGew74QCGo
— ペケポン (@pekesoku) 2015, 11月 30
ハッピーメールの社長捕まるとかwwwwwww当たり前だろ
— ✲*゚凛桜はfade ✲*゚ (@kido09121) 2015, 11月 30
ワクワクメール・YYC・イククルなど競合他社について
ハッキリ言って、ハッピーメールと同じような出会い系アプリは他にも沢山ある。
代表的な所ではワクワクメール(株式会社ワクワクコミュニケーションズ)、YYC(株式会社Diverse)、イククル(プロスゲイト株式会社)、ミントC!Jメール(有限会社エムアイシー総合企画)などなど・・・
YYCに関しては、親会社はあのモンスターストライクやMIXIで世の中を一斉風味した株式会社ミクシィが母体である。
恐らく、今回のハッピーメール逮捕の影響により確実に出会い系業界は広告の自粛やユーザー達の取締りの強化などの対策を迫られるだろう。
何故なら、上記の出会い系アプリもハッピーメールも中でやり取りされている出会いの質において大差が無いからである。割り切りや援助交際募集を匂わせる書き込みは掲示板を見れば明らかに行われているし、毎日多数の割り切り出会いが行われているのは間違いないからだ。
出会い系ユーザー達への影響について
この事件はテレビでも既に大々的に放送されYAHOOトップにも載っている。つまり、社会的な影響は極めて大きい事件と人々に認識された。
これまでは成人同士の割り切った関係であればOKとされて来たが、ここまで大きな事件になってしまえば気軽に手を出す人は急激に減るだろう。
今回の事件で抑えて起きたいのは、成人同士の個人間でお金とセックスのやり取りをするのは基本的罰則にはならない。しかし、掲示板にて売春をする女性を募集したり、女性が掲示板で売春を希望するのはアウトであるという点だ。
もちろん、金とセックスなど金銭のやり取りで無い出会いに関しては未成年で無い限りは絶対に問題は無い。この点を頭に入れて出会い系サイトを利用して行かなくてはならないだろう。
渋谷の道玄坂のラブホテルではハッピーメール絡みの強盗事件が・・・
今回のハッピーメール摘発と同時に、衝撃的なニュースが報道されている・・・
ハッピーメールで知り合った男が財布奪う、渋谷のホテル
29日夕方、東京・渋谷で出会い系サイト「ハッピーメール」で知り合った男女間で強盗事件が起きました。
29日午後5時半ごろ、渋谷区道玄坂のホテルで「財布をとられた」と20代の女性から110番通報がありました。女性は男とホテルに入室し、しばらくして帰ろうとしたところ、男が女性を殴り、現金などが入った財布を奪って逃走したということです。
2人は出会い系サイト「ハッピーメール」で知り合い、ホテルに入る直前に落ち合ったということです。男は年齢が30代から40代くらいで身長はおよそ170センチから175センチだということで、警視庁が強盗事件として行方を追っています。
引用元:http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2647490.html
何というタイミングだろうか・・・
ハッピーメール内で知り合った男女がラブホテルが密集している渋谷道玄坂ラブホテルで出会い、セックスして帰ろうとした所、男が20代の女性を殴り財布を奪って強盗したと言うのだ・・・
これは間違いなく、アイベック社を叩き落す為の報道であろう・・・
まとめ
今回の事件は間違いなく出会い系サイト業界に衝撃を与えたと言える。恐らく、直ぐにその影響は出会い系アプリの中身に反映されて行くと私は予想している。間違いなく援助交際や割り切り絡みの書き込みや募集については徹底的な削除作業が行われるようになるだろう。
しかし、私はある意味でこの事件は出会い系サイトという存在意義をリセットする動きに繋がるのでは?と予想している。
本来、出会い系は
純粋に男女が楽しめる空間
だった筈だ。
それが、援交や割り切りなどの金とセックスの関係を気軽にさせる隠語の登場により、明らかに本来の「出会い」とは違った路線で利用する人々が多くなって来た。
出会い系サイト内でのセックスやセフレ絡みの出会いについても、本来は男女がメールのやり取りをしながら意気投合してお互いの理想をマッチングして納得したら待ち合わせに発展しながら楽しむのが本来の楽しみ方だったと思う。
金で時間を買う流れから、本来のドキドキ感を楽しむ出会い系サイト利用の流れが今後戻ってくれる事を私は熱望している。ここ数年の出会い系が異常な空間だったという事だろう。